2024年に日本市場へ12年ぶりに再投入された三菱トライトン。ピックアップトラック復活として大きな話題を呼ぶ一方で、「買って後悔」「値引きが渋い」「燃費が悪い」など気になる評判もネット上で見られます。Motoring FREAX編集部では、カタログスペック・オーナーレビュー・競合(ハイラックス)との比較から、トライトンの現実的な評価を整理しました。
三菱トライトンの基本スペックと価格
2024年2月デビューの新型トライトンは、ラダーフレーム構造の本格ピックアップ。全長5,320mm×全幅1,865mmと堂々たるサイズで、日本の道路事情では取り回しに注意が必要なボディです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 全長×全幅×全高 | 5,320×1,865×1,795mm |
| ホイールベース | 3,130mm |
| エンジン | 2.4L 直4クリーンディーゼルターボ |
| 最高出力 | 204ps/3,500rpm |
| 最大トルク | 470N・m/1,500-2,750rpm |
| トランスミッション | 6速AT |
| 駆動方式 | スーパーセレクト4WD-II |
| WLTCモード燃費 | 10.7km/L |
| 価格(GSR) | 540万円 |
トライトンの評判が「ひどい」と言われる5つの理由
1. 車体サイズが大きすぎて日本の道路で持て余す
全長5.3m超・全幅1.86mは、国内のコインパーキングや立体駐車場の多くに収まりません。郊外・地方では問題になりにくいものの、都市部オーナーからは「駐車場探しに苦労する」という声が目立ちます。
2. 最小回転半径6.2mで取り回しが重い
大型SUVのランドクルーザー300(5.9m)より大きく、狭い路地や住宅街では何度も切り返しが必要になります。ラダーフレーム車ゆえの直進安定性は高い反面、街乗りには不向きな特性です。
3. WLTC燃費10.7km/Lは現代基準で物足りない
クリーンディーゼルとはいえ、車重2.1トン超の影響で実燃費は8〜11km/L程度。ハイオクではなく軽油で済むのは救いですが、ハイブリッドSUVと比べると維持費はかさみます。
4. 荷台は広いが乗用用途では使い道が限定的
荷台長1,520mm×幅1,470mmは積載力抜群ですが、雨濡れ対策のシェルやトノカバーは別売オプション。アウトドアや仕事用途でなければ「単に車体が長いだけ」になりがちです。
5. グレードがGSR1本でカスタマイズ余地が少ない
日本仕様は最上級のGSR一択で540万円。海外仕様にある廉価グレードは未導入のため、「ピックアップを安く買いたい」層には手が出しづらい価格帯となっています。
それでもトライトンが刺さる人の特徴
- アウトドア・キャンプ・バイク輸送などで荷台を実用する
- 本格的な悪路走破性(スーパーセレクト4WD-II)を求める
- 被りたくない個性派SUVが欲しい
- ラダーフレームの耐久性・牽引性能を重視
- ディーゼルトルクで余裕のあるクルージングを楽しみたい
ハイラックスとの比較:どちらを選ぶべきか
| 項目 | トライトン GSR | ハイラックス Z GRスポーツ |
|---|---|---|
| 価格 | 540万円 | 565万円 |
| 最高出力 | 204ps | 204ps |
| 最大トルク | 470N・m | 500N・m |
| WLTC燃費 | 10.7km/L | 11.7km/L |
| 4WDシステム | スーパーセレクト4WD-II | パートタイム4WD |
悪路性能と4WDの万能性ではトライトンが優位、燃費と販売網の安心感ではハイラックスが優位です。センターデフ付きのスーパーセレクトはオンロードでも常時4WDを使える点がトライトン最大の武器といえます。
まとめ:トライトンは「ひどい」のではなく「尖っている」
ネガティブな評判の多くは「日本の一般的な道路事情」と「本格ピックアップのキャラクター」のミスマッチに起因するものです。用途・駐車環境がマッチする人にとっては唯一無二の選択肢になりえる一台。購入前には必ず実車で取り回しと荷台の使い勝手を確認することをおすすめします。
よくある質問
トライトンの値引き相場はどのくらいですか?
車両本体で10〜20万円、用品サービスを含めて総額30万円前後が一般的な目安です。受注生産要素もあり、過度な値引きは期待しにくい車種です。
トライトンは日本で何年ぶりの再販ですか?
2011年の販売終了から約12年ぶり、2024年2月に新型として日本市場へ復活しました。
トライトンは立体駐車場に入りますか?
全長5,320mm・全高1,795mmのため、一般的な機械式立体駐車場(全長5.0m制限)には入りません。平面駐車場またはSUV対応立体駐車場が必要です。
